昔から下古屋では、山の神の祠前広場で、旧暦の11月7日に子供たちによる「山の講」の祭りが行われてきた。当日、夜明けとともに祠前に集まり、「おしろこ餠」を山の神に供えた後、前日山積みにした藁枯葉を燃やし、唱歌を歌い、「おしろこ餠」を焼いて食べる子供たちの行事であった。戦後、しばらく途絶えていた「山の講」の祭りは、昭和54年に区民によって再開、毎年12月第1土曜日に行っている。故事によれば、山の神は山を領する神で、大山祇(ずみ)の命を祭神とし、春には田の神となって山を下り秋の収穫が済むと山に帰るとされ、五穀豊饒(ほうじょう)の神として崇められている。

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