平成13年に「井郷の今昔見て歩き」が発刊されて、その10年後(平成22年)に現在の「井郷便利帳」が刊行されました。それから10年新しい世代や新しく転入された住民も含め井郷地区の世帯数も年々増加してきました。また、道路や新しい施設など地域の環境も少しずつ変化しています。そこで、今回「井郷便利帳」をリニューアルし発行することになりました。編集にあたっては、現行の便利帳の内容を継続しながら、新たに井郷地区によく見られる動物や植物を調べ紹介することにしました。
 井郷地区は、トヨタ自動車など市内の自動車産業の発展によりベッドタウンとして人口が増加し、昭和50年には青木小学校から分離して四郷小学校が開校、昭和60年には井上小学校も開校しました。さらに昭和61年には猿投台中学校から分離して井郷中学校が開校し、現在の天道・下古屋・井上・高町・御船町の5自治区からなる井郷地域が誕生しました。平成16年に名鉄三河線の猿投~西中金駅間が廃線になりましたが、愛知環状鉄道や東海環状自動車道もあり、市の中心部にも近く「住みやすさアンケート」では毎回上位にランクされています。
 この冊子の編集は、現在の便利帳の編集にあたった編集委員さんを含め新たな編集委員を各自治区から選出いただいて、令和元年5月から編集作業を進めてまいりました。また、(市)猿投支所を始め(市)矢作川研究所並びに(市)自然観察の森や地域の皆様からも助言や資料提供等をいただき刊行することができました。しかしながら、本委員会は必ずしも専門的な知識や情報により十分な分析や検証が行われたものではありませんので、ご理解の上地域の皆さんの生活に少しでもお役に立てていただければ幸いに存じます。
  また、令和3年度は冊子の発行に続いて「井~郷 ぐるっと 見て歩き」のデジタル化(ホームページ作成)を行いました。作成にあたっては、冊子の内容だけでなく関係する動画や写真、また各自治区のホームページ等ともリンクさせるなど工夫をしました。
 内容的には、十分ご満足いただけるものになっていないかもしれませんが、できるだけ多くの皆様にご覧いただければと思っています。どうぞよろしくお願いします。

編集後記

 この度、多くの皆様にご協力をいただき平成22年に発行した「井郷便利帳」をリニューアルし、名称を「井〜郷 ぐるっと 見て歩き」に改め発行することができました。本書は、私達の故郷「井郷」を地域の皆様により深く知っていただくために、初版の「井郷の今昔見て歩き」から第2版の「井郷便利帳」に続き、今回の発刊となりました。
 内容も、これまでの先人たちが残してこられた史跡・名所や住民の活動で作り上げた新たな名所、そして地域の方々が安心・安全に楽しく生活するために必要な各種施設やウォーキングコースマップに加え、新たにこの地域の動物 ・植物を掲載しました。本書がさらなる住みよいまちづくり・地域づくりや皆様の生活ガイドブックとして少しでも利用していただければ幸いに存じます。
 最後に、編集・発刊にあたりご協力いただいた多くの皆様にお礼を申し上げます。

編集委員

・下古屋自治区………浦野 憲治/梅村 孝義
・井上自治区…………梅村 輝 /小野 知司
・御船町自治区………近藤 善房/澤田 数衛/梅村 隆 /山崎 良兼
・天道自治区…………倉地 光二/小栗 一夫
・高町自治区…………安藤 修史/熊谷 謙蔵
・青木町………………山原 勇雄(豊田植物友の会)

下古屋自治区 http://shitagoya.exp.jp/
天道自治区  http://tendoku.sakura.ne.jp
井上自治区       http://www.hm9.aitai.ne.jp/~inoueku/
御船町自治区 http://www.hm.aitai.ne.jp/~mifune7685/