御船川下流右岸湿地に、昭和46年、市から天然記念物の指定を受けたシラヒゲソウの自生地がある。山地の湿地に生えるユキノシタ科の多年草で、糸状に細かく切れ込んだ花弁を白い髭に見立てて「白髭草」の名が付いたものである。葉は直径2~4センチの円形で、基部は深いハート形をしており、根生葉には長い柄があり、花茎につく葉の基部は茎を抱くようである。花弁5枚は白い花が咲き、卵形で縁(へり)は糸状に細裂する。9月中旬から10月上旬に開花し見ごろを迎える。

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