シデコブシは、三重県北勢から岐阜県西濃及び東濃、愛知県北尾張から豊田市を経て、渥美半島までの丘陵地にある湿地とその周辺に生育する。豊田市内では、御船町のほか琴平町などに分布する。世界的にも東海地方に固有な植物である。国では準絶滅危惧、愛知県では絶滅危惧二類に指定され、保全が求められている。落葉広葉樹で高さは5~10m程度、花は3月末頃白からピンク色まで樹木により異なる。花弁が神事で使う四手(シデ)に似ていることからこの名で呼ばれている。

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