「山の子」は山の神のお祭りをいい、春には田の神となって山を下り秋の収穫が済むと山に帰るとされ、五穀豊穣の神として崇められている。子供たちの行事で旧暦の11月7日におこなわれ「山の子どんど焼き」ともいい、小学生以上が各戸を回り藁を集め、祠の前に竹を4本たて、その中に藁を一杯詰め込んで、夜明けに火をつけ「おしろこ餅」を焼いて食べる行事。その後燃えた灰を集め、売りに行く。
「おしろこ餅」:白米を一夜水に漬けて、すり鉢で摺ってまとめる、藁で「つと:藁の包み」を作って入れる。

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